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2021.08.21 お知らせ
代表者より
授業を支える指導技術。これは,経験を積めば自然と身につくものではありません。
目的や状況によっても変わるものなので,「こうすれば間違いない」などという技術はありません。大きく学校や社会の状況が変わる中,変わっていくことが望ましい指導技術もあるのかもしれません。
実際の授業を基に,授業研究会ではなかなか話題にならない指導技術について議論をしてみると,話題の中心は,指導技術の向こう側になる教師の授業観にたどり着くことが見えてきました。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆教員1年目で、今後も色んな授業を見て、勉強していきたいと思いました。
また算数だけに限らず色んな教科を見ていきたいです。今後ともよろしくお願いいたします。
☆このご時世柄同じ学校内でも授業を見に行くのを制限されていたり、また1時間を通して授業をじっくり見に行ける余裕がなかったりするので、1時間じっくり授業を見れてしかもその解説も聞けるのはほんとうに有難い機会です。ありがとうございます。
☆今回のような研修の形は土曜の朝からでも参加しやすくてとてもありがたい研修でした。このような研修がありましたら,またぜひ参加したいと思いました。貴重な附属小学校の授業と先生の指導技術を試聴させていただきありがとうございました。とても深く学ばせていただきました。最後の志田先生の「自分の考えでやってみよう。」という言葉がとても励みになりました。ありがとうございました。
☆発問が子供たちのつぶやきから出てくるところには、驚きました。
ノートの書き方なども、いつもあいまいなやり方をしていたので、とても勉強になりました。
時間の配分がうまく行かず、いつもギリギリで収束になって、まとめなくてはという気持ちが強くなり、教師主導でマニュアル的になりがちです。もっと余裕をもって授業ができるようになれるようがんばりたいと思います。
自分が授業に参加しているような感覚になりました。ありがとうございました。
☆初参加でしたが、学びの機会をいただきありがとうございました。今回の様に授業動画を視聴できると、子供の姿で語れてよいと思いました。対談の先生方の視点に学びつつ、チャットの併用で参加者の視点も学ぶことができました。私は以前は教員として、今は心理職として働いていますので、現場で出会う先生方に紹介していこうと思います。
☆温かさの中にも,学びを自分事として考える雰囲気を醸成していく志田先生。これぞまさに熟練した職人技だなと思いました。
身近な若手の教職員へ声かけするのを躊躇してしまいます。子どもの学びを尊重するように,同僚の授業に対する学びも尊重しながら,少しずつ声かけを始めていこうかなと思えました。ありがとうございました。
☆志田先生、本日は、貴重な授業を見せていただきありがとうございました。毎日の授業で悩みがあり、失敗ばかりしていました。今回のGATA-KENの研修の中には、それを解決してくれるような言葉や考え方が多く、これからも目の前の子どもたちや教材と向き合ってとりあえず自分で考えたことをやってみようと前向きな気持ちになりました。研修中、4名の先生方のたわいもない会話がおもしろく一人で笑ってしまったところもありました。授業の見方を楽しく学びながら、先生方の教育観ものぞける非常に有意義な時間でした。椎井先生の感想にもありましたが、2時間あっという間でした。本日は、ありがとうございました。また、参加させていただきます。
☆2時間があっという間でした。学びの多い充実した時間でした。若手に進めればよかったです。今は校内でも大人数で授業参観して,研修ということができません。研修のありかたという意味でも大変勉強になりました。授業動画を見られるのもとても貴重です。全国どこからでも参加できるのがオンラインのよさ。チャットで参加者の声が聞けるのも,オンラインならでは。多様な考え方がとても学びになります。授業公開を見に行っても,参観者の考え,頭の中はのぞけません。GATA-KENは無料な上に,毎回学びが多く,思考が働き,でも(だからこそ)時間はあっという間に過ぎる,こんな研修なかなかありません。またこのような研修を実施して下さい。よろしくお願いいたします。
☆自分が理想としている教育観、授業観として、始めに子どもありき、教師の枠にはめない、子どもの言葉をつないで授業をつくる、といった考え方があります。日々試行錯誤の毎日で、思うようにいかないことも多いですが、今回の研修で、自分の授業でも生かせそうなヒントをたくさんいただくことができました。また、授業中の教師の行為の裏にある、授業観、信念などについても先生方からお話しいただき、興味深かったです。志田先生の最後のお言葉が心に残りました。方法論ばかりに頼らず、教師としての願いをもち、自分と目の前の子どもたちでつくる授業を目指し、実践を積み重ねていこうと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
代表者より
1年間続けてきた,算数部主催GATA-KEN「算数教室は間違えるところだ」。今年度は最終となりました。
毎回200名を超える申込をいただき,主催者一同励みとして,なんとかやり遂げることができと思っています。
毎回,子どもの考えを見つめることで,子どもというのはなんと誠実に問題と向き合い,勇気を持って挑戦し,想像もつかないような発想で取り組んでいるのだろうという発見に溢れる時間でした。そして,そのことを授業中に感じることができなかった自分を猛省することを繰り返す時間でもありました。
まさに子どもの考えは,宝物のように美しく,もろく儚いものなのです。
大切に大切にその子らしく輝けるよう,これからも子どもを見つめ続けていこうと思います。
1年間,共に学ばせていただき,そして熱いご支援をいただき,本当にありがとうございました。
担当:算数科 志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
提案1については、志田先生が最後におっしゃった、式化を急がせずに言葉でたくさん語らせることが大事というキーフレーズが心に残りました。比例・反比例という学習だからそっち方面にもっていかないとという教師の焦りで、無理やりなレールづくりに走っていたなあと反省しました。提案2では、テープ図の大切さを改めて感じることができました。デジタル化で利便性が増す反面、アナログで行っていた操作活動の価値を見落としてはいけないなと感じました。提案3では、子どものわかり方ということを追究できた時間でした。誤答の後に、聞くということがいかに大事かがわかりました。座談会での、越村先生と志田先生の仲のよい姿を拝見することができ、とても面白かったです。チーム新潟、すごく素敵だなと感じました。
この会の存在そのものがありがたいです。 研修が馴れ合いになっている自分の身の回りでは、このような深いディスカッションが行われていませんので、刺激とともに充実感も頂けています。 ありがとうございました。
この2回先生方の考え方や捉え方の高さを感じました。 特に、越村先生の子ども分析からの会の方々の話し合いは”さすが”でした。そこでは、「どうやって考えたの?」「どこで困ったの?」「どうしたかったの?」の3つの視点から子どもの言葉を引き出し、どのような考えを基にして誤答が形成されたのかを解説されました。そして、志田先生の「空間認知能力が働くのは、出来ないときの方が話題にしやすい」は幾何学を専攻する私にとって納得のいく言葉でした。明日からの授業に生かしていきたいです。
座談会で志田先生がおっしゃっていた「教師が間違えてはいけない、完璧でいないと思い込みすぎない」という趣旨のお言葉が、この会のテーマにおいて確信をついているのかなと感じられました。子どもも大人も間違いをすることでより体に対して深く関心を持ち、学びを得られるということを、子どもたちにもわかってもらいながらすすめる授業は、とても大きな学びがあると思います。 まだ現場に出ていない身ですが、3つの提案に関してもとても興味深く聞かせていただきました。自分が見たことのある誤答もあり、先生方の分析が聞いていてとても面白かったです。終始楽しい雰囲気で進みつつ、真剣に子どもや算数に向き合う先生方の姿が来年からの励みになりました。ありがとうございました。
代表者より
高知大学教育学部附属小学校とのコラボ企画。お互いの授業を参観し,協議することで,多くの気付きが生まれる時間となりました。子どもの実態や環境によって,学び方はそれぞれ異なりますが,子どもは自分の文脈で問題に働き掛け,それを仲間や教師とともに協働的に学ぶ姿は共通する点が見え,テーマである主体性の一面が見えたように思えました。
担当:算数科 志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆子どもたちのつぶやきがすごく、思い思いをぶつける子どもたちの姿に、主体的とはこういうことだと教えてもらいました。 算数の授業内で、算数の言葉を使っている子どもが多く、いかに普段の投げかけや提示の方法、子どもたちのワードの使い方などに気をつかっているかが伺えました。 最初は、5年生だからあまり活発じゃないのかなと思ってましたが、授業が進むにつれ、子どもたちの声で溢れる教室になりました。そんな授業を自分もしたいなと思いました。 ありがとうございました。
☆個人思考・ペアワーク・グループワークとそれらがもたらす効果を今一度理解することが出来ました。 また、全員が聞きながら考えている授業が理想であり、ただお客様のように聞いているだけでは、講義になりかねないとも思いました。 子どもたちが自ら参加出来るような不完全な問題の出し方や考える余地がある発問、時間の取り方など学んだことばかりでした。 お二人の先生の授業を見て、楽しい授業したいなとクラスの子どもたちと出来たらなと思えた一日でした。
☆授業観や子ども観、授業での教師の役割や授業における教師の構えなど、先生方の観や哲学が飛び交う協議会で、算数科が専門ではないのですが興味深く視聴させていただきました。子どもと対等な関係でありたい、子どもとの対話で教師も考えを更新する、授業では学び方を学ぶ等、共感できるキーフレーズがたくさんの協議会でした。指導法や教材については、指導書や著書などから学ぶことができますが、教師の観や哲学は、今回のように対話の中から多く学ぶことができると考えています。今後もこのような機会を提供していただけるとありがたいです。
☆「子ども、教師の目的や意図を大切にする。」「子どもの思考に寄り添うことが、子どもの主体性の育成にもつながっていく。」ことを常に意識していきたいと思いました。 また、「人が自分で動き出す時は、自分の意図を分かってくれた時、安心して動き出せる。」という言葉が心に刺さりました。もっと子どもの言葉を聞き、思考に寄り添っていきたいと強く感じました。
☆対話とは、どちらも(子どもも先生も)変わる可能性があることが前提 学習材で子どもと子どもをつなぐ 教師は子どもと学習材をつなぐ 子どもに任せることばかりを考えるのではなく、中核内容に迫るために、おもいきって教師が介入することも必要。
代表者より
子どもは誰しもが分かろうとしています。問題を解決できた子どもだけでなく,間違えた子ども,何も答案に書けなかった子どもにも,分かろうとする気持ちがあり思考が働いていることが,この時間に明らかになりました。教師はそのことを前提として,子どもの思考を聞き,探ることが大切であることを実感した時間となりました。ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
担当:算数科 志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆提案3で志田先生がおっしゃっていた「私たちはもっと子どもの声を聴かないといけない。」「無答の子は何も考えていないのではない。」ということが心にささりました。これは算数に限らず、日常生活全てにおいて言えることだと思います。すぐに意識していこうと思います。
☆提案1について 誤答を話題にしている間に、気づきが生まれ、正答に為っていく。ということを考えた時に誤答と思わずに、発展途上の解答だと思っていたいと思いました。
提案2について 子どもの発想の源を問うことを、これまで行っていませんでした。誤答の中にも、部分的正答を見出していくという視点をこれから大事にしていきます。
提案3について 正しいことを示す教師ではなく、正しいことに向かって追求していこうとする教室を、本気で作っていきたいと思いました。
☆心に残ったフレーズ。「なぜ?なぜ?」は批判に聞こえる。子どもと誤答を見つめる時間。自分の判断や根拠を語れるこども。最終一人で自分で学んでいかなければならない。間違いをニュートラルに捉える。岡田先生の算数を教えてうれしい瞬間ーこどもの「わかった‼」の顔\(◎o◎)/!
☆提案1での議論の中で、教師が語らせる場をつくってあげる、という視点がとても大切だと最近感じております。子供の間違い、と言う言葉自体が捉え方によっては教師の認識の押し付けになる可能性を秘めている危険性も感じました。非常に勉強になる会でした。ありがとうございました。
☆なぜと聞いてはいけない。追い詰めてしまう。「他の場面でこう考えたことある?」と質問するべきというのが非常に納得できた。
☆無答を考えていないと思ったら大間違い。子供の中では誤答という意識は本来ない。自分の判断や思考を自分で説明することが大事。子供と誤答を見つめる時間を作る。子供が自分で間違いだって気付ける力が必要。
☆岡田先生と志田先生のやりとりでの「誤答を教師が誤答って判断しているだけ。」子供の中ではそれが正しいと思ってるわけだし、誤答だから話したくないと言う感情は本来ないはず。といった話が自分の誤った価値観に気付かされました。非常に勉強になりました。
代表者より
この度は,GATA-KEN33授業公開/協議会にご参加いただき,誠にありがとうございました。今回は,第5学年の伝記を教材として,「知識構成型ジグソー法」という学習法を取り入れて実践を行いました。年末のお忙しい時期にもかかわらず,全国からたくさんの皆様に参加していただき,大変学びの多い時間となりました。
協議会で受けた指摘,そして参会者の皆様よりいただいたご意見を基に,授業改善に努めてまいります。今後とも,ご批正をよろしくお願いします。
担当:国語科 渡邉 裕矢
〈皆さんからいただいた感想〉
〇自分もジグゾー学習もXチャートも普段の授業でよく使っている方だが、国語ではあまり実践したことが少ないし、両方を同じ単元で扱ったことはない。今回の授業や協議会を通して、問題点やデメリットも理解した上で、自分も国語の授業でやってみたいと感じた。自分がやってみたいと考える授業に近いものを感じた。その際、今回の授業や協議会で挙がったことを参考にさせていただこうと思う。
〇知識構成型ジグソー法による協調学習での実践。勉強なりました。やはり、クロストークの場。そして、そのあとの自らの学びがどのように高まったかを今回は手紙かと思いますが、どのような内容を記述するかをいかに授業者が意識しているかがカギになるかと思いました。ありがとうございました。
〇内容の「つながり」について考える子供の姿がありました。「関連付ける」という思考は非常に高度だと思いますが、具体的な子供の姿として、そのような思考場面を見ることができ、勉強になりました。
〇富山県にとっては、非常に新しい視点からのご実践でした。桑原先生もおっしゃっておられましたが、自身の国語科の指導法の幅を広げる参観となりました。附属新潟小学校のご実践は、大変刺激的でいつも勉強になります。ありがとうございました。
〇いつも楽しみに参加しています。そして、いつも新たな視点を手に入れることができ、大変勉強になっています。これからも、授業や子どもの姿を通して研鑽に励みたいものだと実感しています。
〇ジグソー法の授業に感銘しました。児童も熱心な取り組みでした。交流が形式だけで終わらず、真の対話的な学習にするテクニックがあれば、HPに載せていただければ幸いです。参考になりました。
→ありがとうございます。交流がもっと対話的で深まりのあるものとなるように、協議会でいただいた意見を基にして授業改善に努めてまいります。また、実践に取り組んだ際には、HPで紹介させていただきます。
代表者より
“間違い”をテーマに議論することは, これまで見過ごされていた子ども一人一人の思考や思いに目を向けることなのだと考えさせられました。私たち教師が指導しなければならないと思っている“正しい考え”よりも,子どもが自分で決断し,導いた“未熟な考え”の方が,子どもの力を育成するために重視しなければいけないのかもしれません。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆かけ算の順序は少なからず話題を呼ぶものだという認識でした。志田先生がおっしゃっていた、
「子どもがかいたかけ算の順序に○×をつけるのではなく、なぜそうかいたか、どういう意図をもって子どもがその順序で数をかいたのかに目を向けるべき」
「かけ算の導入段階で、どういった見方(まとまりを単位として見る)・力を身につけさせたいかを考えるべき」
という意見は、まさにそうだと思いました。教科書を編集者としては、なかなかそこまで紙面で表現できていないというのが現状で歯がゆいですが、大事な視点だと思いました。
☆私自身初任の身でまだまだ未熟なため、チャット等での授業に対する意見や主張など全然できないのですが、先生方の協議を聞いて、毎回本当に楽しく学ばせていただいています。
提案2の4年生で、25×24を20×20と5×4にわけて計算してしまう誤答は私の担当するクラスでも生じました。その子に理由を聞いてもうまく全体にその子の意図を共有できなかったことを覚えています。
☆協議での「意図をもって考えた子の「意図」を取り上げる。意図がない子を取り上げてもその子を追い詰めてしまう」という言葉が非常に印象に残っています。
誤答をより深い学びに生かすため今後とも勉強していきます。非常に貴重で学びのある時間をありがとうございました。
☆提案1について,かける数・かけられる数の順序は絶対的なものだとこれまでは思っていましたが,先生方のお話を聞いて,いろいろな視点があることが分かりました。子供が自ら考えて導き出すことが1番重要で,教師の身に付けたい力によって何を視点にするのかを考えていくべきだと学びました。
☆「つまずき」や「誤答」に対してどう向き合っていくか考える手立てとして,「子どもにどう考えたか」をきくのは非常に大切なことだなと私自身も強く思いました。
代表者より
この度は,年末のお忙しい時期にもかかわらず,GATA-KEN31特活にご参加いただき,誠にありがとうございました。初めての特活でのGATA-KENでしたが,多くの方にご参加いただけたこと,とても嬉しく思っております。
3月には,学級経営や学級開きなど幅広く特活について皆様と考えていけたらと思っております。今後とも,どうぞよろしくお願いいたします。
担当:特活 村越 千紋
〈皆さんからいただいた感想〉
〇話し合いで目的にしていることや,多数決に対する考え方,司会への指導など,多くのことを聞けて勉強になりました。特活のイメージがよりできました。
〇実践からは、指導者の考えや指導の意図が明確に伝わってきます。特に特別活動については知識も経験もあまりなかったので、単純に一実践を知ることができて、勉強になりました。
〇学級会の実践がよりたくさん示されることがあれば個人的には嬉しいです。私自身,学級会についてわからないことが多すぎる状態なので,具体の実践の中でより理解が深まっていくような気がしています。もし可能であれば是非教えてもらえたらと思っています。 これからも新潟から発信される特活に学ばせていただきます。今後ともよろしくお願いします。
〇今回の質問であった「多数決の扱い方」のような学級会の細かな部分の話題に大変興味があります。今後もガタケンで学ばせていただきたいです。
〇具体的な実践が、イメージが湧いてよかったです。振り返りから始まり、振り返りに終わるところは早速取り入れていきたいです。 ゲストスピーカーの先生方の実践を振り返ったお話からは、理想とそこにたどり着くための共通点が見えました。 合意形成には納得の度合いの可視化は大事だと思っていましたが、まさしくそのようなお話をされていたので自信にもなりました。
〇「何をするか」に焦点や児童の思いがいきやすい話合い活動において、「どうして行うのか」に主眼が行くように話合いの準備を行い、子どもが議論している様子がよく伝わってきました。
〇学級会は、本当に45分では、終わらないです。それでも、より納得できる合意形成になんとか向かわなくてはと、考えたり、話し合ったりして、それまでの道のりをクラスの子どもたちが経験することが大事だと思って、繰り返しやっています。だから、今日のような機会があると、安心したり、発見があったり。とても参考になり、ありがとうございました。
〇楽しくて、1時間があっという間でした。学級会は何かを決定する場であるとともに、話し合うことを通じてお互いの思いを共有したり分かり合ったりする場でもあるということを学びました。ありがとうございました。
代表者より
私たち大人の研修も,「絶対にこうだ」「こうすべきだ」ということはないという前提で議論することでよりよい学びが生まれていると捉えると,やはり子供が学ぶ教室にも「絶対」や「〜べき」ではなく,多様な視点でのアプローチが認められることが大切でしょう。そして本会がテーマに掲げている“間違い”も,子供にとっては多様なアプローチの中の1つなのでしょうね。
皆様のおかげで,“間違い”が当たり前に認められ議論される算数授業を目指しタイと思える会になっています。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆提案3について,「公式は便利だから頼りがちになる」という発言です。なぜその公式が導出されたのか,核となる考え方が児童達の中に残るような授業が重要だと思いました。
本日が2回目の参加でした。先生方の授業構想に対する一生懸命な姿を見て,私も頑張ろうと毎回感じています。ありがとうございます。今後も楽しみにしています。
☆阿部先生の理論をレンズにして授業をみると見えてくるものがあるという言葉と、座談会の本の紹介で、教団に立つ今も理論を扱う本を手に取ってみようと思いました。
志田先生の既習の図形を見出して面積を求める実践を自分でも行ってみたい。長方形に意外ではどうかも気になる。
☆算数を教えているわけではないのですが、先生たちの考え方や熱意などが私自身の授業の振り返りにもなっていて、参加させていただいています。樋浦先生の「自分が授業を受けて面白いか面白くないかを考えて授業準備をする」という言葉が特に心に刺さりました。今日も面白くない授業をしてしまったので。努力しなければ、という気持ちに毎回させてもらい感謝しています。
☆今回がGATAKEN2回目の参加でした。今回も非常に学びの多い時間でした。私はいま大学生であるため、現場での指導経験は教育実習だけしかありませんが、先生方の実践事例や誤答に対する指導方法を聞くことができ、このような指導法もあるのか、と非常に勉強になりました。教壇に立った時には、今回学んだ実践事例を生かしながら、子どもに合った指導をしていきたいと思います。座談会では、普段のGATAKENでは聞けないような、授業準備の仕方やおすすめの本などを聞くことができ、おもしろかったです。これからのGATAKENでも、座談会を開いてくださるとうれしいです。とても勉強になる時間でした。ありがとうございました。
代表者より
金曜日の夜にもかかわらず,たくさんの方にご参加いただき,嬉しく思っております。算数部によるGATA-KENは,算数好きの発表者やパネラーと,算数を愛する参会者の皆様が一緒になって考え,学びを深め,共有することができる素敵な会です。
「子供は,なぜそう考えたのか」「子供は,どのような分かり方をしていたのか」,授業中には,見えなかったことも,皆さんと語り合っていくうちに見えてきます。いつも,たくさんのお声をありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
担当:算数科 岡田 健
〈皆さんからいただいた感想〉
○ 誤答にも子供なりの理由や主張があり,そこをしっかりわかってあげることが大切なのかなと感じました。手段を目的にしてはいけないというところがとても勉強になりました。
○ どの提案にも共通して,なぜそれが誤答なのか,その誤答を扱うことにどんな意味があるのか,誤答を修正して行く方法など,普段あまり考えていなかった視点でお話をたくさん聞くことができ,たいへん勉強になりました。
○ 初めて参加しましたが,現役の先生方の考えに触れることができ,全体を通して有意義な時間となりました。
○ 私は学生です。具体的な授業内容を用いて講話をしていただいたため,場面の想像がしやすく,来年から教壇に立つにあたって,このようなことで子どもは躓くのだなあ,と感じることができました。特に,提案一つに対して複数の先生方からの意見を交えることで,もっともっと意見を聞きたいなぁと思える会でした。本当に充実していました。ありがとうございました。
○ 今回が初めてのGATA-KEN参加でした。私はいま大学4年で学校現場での経験が実習しか無いため,今回の子どもの誤答を基にした先生方の発表は,非常に勉強になりました。現職の先生方の鋭いご意見や指導法が聞けて,とても貴重な時間でした。もっと早くGATA-KENを知りたかった!と感じました。11月にもまた開催されるようなので,ぜひ参加させていただきたいと思います。
○ 誤答は,誤答でない。結局は,教師側が単元で身に付けなければならない力(資質・能力)を押さえることが大切である。教材研究力が,いかに大事かが再確認できました。
○ どの提案も、よくありがちな課題を捉えていたように思います。私は、越村先生の子どもに向かい合う真摯な姿勢にいつも感心しています。優しい人柄で子どもに接しているクラスでの雰囲気が伝わってきます。ぜひ、生で参観したいです。
【実践1:濱中実践(2年生 長さ)】
○ 長さの繰り上がりについて,どう子どもに納得させるか(教師もどう考えるか)考えさせられました。
○ 長さを数量で表せるという簡潔さ・明確さが普遍単位のよさだと思ったので,やはり7cm12mmなどをおかしいと感じられる子を育てたいなと思いました。チャット欄でありましたが,この表現だと定規で引きづらいな,などと実感させる活動がベースにあるとよいと思いました。
○ 「5L9dL+2L9dL=7L18dL」について,くり上がりのある加法ができるようになっても,それが必ずしも転移しないという点について,子供の認知や動機付けという点からも興味深かったです。
【実践2:越村実践(4年生 概数)】
○ 概数は子どもたちの「数は完璧に同じでないといけない」という概念を覆すものであり,その良さに気づかせるのは難しいと感じました。日常生活で概数を活用する場面を設定することで,良さを見いだすことができると思いました。
○ 四捨五入の子どもと大人の価値観の違い(どの位で四捨五入するとグラフが書きやすいか)が印象に残りました。学ぶ意味を子どもの腑に落ちるものにしなければいけないと,感じました。買い物と,グラフを書くという2種類の場面は,どちらも良さがあるし,導き方を工夫しなければいけません。自分の足りないところが見えた研修でした。ありがとうございました。
○ これまでは1でも間違ったらダメだったが急におよそでいいと言われた子供の気持ちにとても共感してしまいました。概数のグラフを作る際もできるだけ正確なグラフになるように,という考えは自分の持つクラスでもありました。とても共感でき,また興味深い内容でした。大変勉強になりました。
【実践3:樋浦実践(6年生 対称)】
○ 提案性の高さと解釈の深さを感じました。
○ 子どもの分かり方を授業でとりあげる樋浦実践から子どもとともに算数をつくっていくことの楽しさを感じました。
○ 対称の図形,なぜ対称なのか,違うのか,その原因がどこにあるのかを考えさせる視点が勉強になりました。
○ 線対称は折り紙などでイメージしやすいのだけれど,点対称を日常でイメージすることがないので難しいと感じました。平行四辺形を動的に見ていくってところが面白そうでした。
代表者より
この度は,平日の遅い時間にもかかわらず,全国から100名を超える皆様からご参加いただき,誠にありがとうございました。
さらに,協議会当日には,チャットやアンケートにてたくさんお声を届けていただき,感謝いたしております。
名作「やまなし」は,何度実践しても魅力がある教材です。子供と教師とで悩みながらも前向きに「やまなし」と向き合いました。授業者として,子供が豊かに学び,単元終末には自分の考えを形成できたことを大変うれしく思っています。今後も実践研究に励み,授業改善に努めていきたいと考えています。
担当:国語科 桑原 浩二
〈皆さんからいただいた感想〉
○大変勉強になりました。ありがとうございました。教材の価値はもちろん,あらためて子どもが教師を超えてくる素晴らしさを感じました。一人一人の問いに対して,教師がどう見取り,どう結び付け,どうフィードバックをしていくかは私も課題ですし,やりがいを感じています。また意見交流できればうれしいです。ありがとうございました。20:00開始も,子育て世代(小さい子)にとってはありがたかったです。(20:00に無理矢理寝かしつけて参加できました!)
○初めて協議会に参加させて頂き,先生方のお話から,授業づくりへの熱量を感じとれました。課題設定の難しさを改めて感じましたが,児童が考えたいと思い,かつ学びにつながる課題を設定することが大切だと学びました。また,グループワークをさせるときは,話し合う目的を明確にすることで,児童が何を導けばよいのかが分かり,深く思考できると思いました。並行読書を取り入れるという視点はなかったため,とても勉強になりました。
○これからやまなしを扱うので,大変参考になった。イーハトーヴの夢をどこで扱うか悩んでいたので,検討の材料をいただけた。読むことに苦手意識をもっている子どもが多いので,子どもの実態と相談しながら考えたい。また,私自身も子どもと一緒に宮沢賢治の作品に浸り,理解を深めたい。
○私もつい先日,「やまなし」の学習を終えたばかりだったので,共感出来る点が多々ありました。学習課題の質,平行読書の役割,イーハトーヴの活用のタイミングなど,自分の実践をふり返りながら改善点を考えることができました。このような貴重な機会を提供していただいた桑原先生を初め,ご準備いただいた先生方,本当にありがとうございました。
○作品の外側からの問いの投げかけが効果的な授業提案だったと思います。並行読書の位置づけが,これまでは子どもが本を楽しむため,手に取るためにやってきていましたが,今日のお話では,やまなしなどの作品の解釈のヒントとしての位置づけもありなのだということを学びました。いずれにしても,子どもの問いや子どもの思考の中で,必要感のある並行読書を設定できるようにはしたいなと思います。
○国語の単元の作り方だけでなく,どのタイミングで補助教材を提示するかも子供の考えの形成にかかわるのだと感じました。桑原先生が単元のゴールを常に意識して授業をし,文章の外側から読みを深めていたのが印象的で,参考にしたいと思いました。
○水戸部先生をはじめとして,様々な先生方の考えを知ることができ,感謝しています。私が特に勉強になったことは,『やまなし』を読み進めていくうえで,それ以外の教材を使うことです。難解な教材であるからこそ,他の教材を手掛かりとすることは,文学作品を読むことに苦手を感じている児童にとっても有効であると思いました。将来,教員になったときに参考にしたいと思います。
○子どもの必然性のある学習課題の設定とつける力の関係について考えさせられた時間でした。ありがとうございました。水戸部先生のマトリックスを利用した並行読書は視覚的で有効だなと重い,活用しようと想いました。
○最初の最後しか参加できなかったのですが,授業動画も水戸部先生のお話もとても参考になりました。グループ活動の中で,他の児童の意見を聞き,当初感じなかった必然性を感じて主体的に学んでいくことができるのは素晴らしいと感じました。
○きっと普段,国語部の先生方が校内で話し合っているときの雰囲気を感じられるのがGATA-KENの魅力の一つなのかも知れませんね。遅くまでありがとうございました。
代表者より
「授業の中で実際に見られた子供の間違いを基に,授業改善を考える」
このテーマで4回繰り返してきて,子供の間違いに対する教師の捉えは実に多様だということを感じます。だからこそ,多様な視点での議論が起こりやすく,これまで自分になかった気付きを得ることができているのだと思います。
私たち大人の研修も,「絶対にこうだ」「こうすべきだ」ということはないという前提で議論することでよりよい学びが生まれていると捉えると,やはり子供が学ぶ教室にも「絶対」や「〜べき」ではなく,多様な視点でのアプローチが認められることが大切でしょう。そして本会がテーマに掲げている“間違い”も,子供にとっては多様なアプローチの中の1つなのでしょうね。
皆様のおかげで,“間違い”が当たり前に認められ議論される算数授業を目指しタイと思える会になっています。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
○心に残ったキーフレーズは 『型破り』 志田先生のトークが興味深かったです。 板書に出てくるタラやイカのイラストを見ても楽しい授業なのが伝わってきました。
○提案2について 長さの単位では、私も2年生でmm,cm,mの学習で誤答がありました。ノートの厚さ5cmとか、机のたて60mとか…。 なんで?と思いますが、イメージができてないんですよね。今日も生活体験の乏しさが話題に出ていましたが、まさにその通りです。 かさの学習も同じ感じです。 チャットに「1cmや1mは手で表してみる」と意見がありましたが、私も児童にやらせます。そうして身につける感覚は確かなものになるはずです。 1kmは、(マラソン大会で走る距離とか、)通学距離がイメージしやすいのではないでしょうか?ちょうど1kmくらい歩いてくる子がいるでしょうから、それを例に挙げればいいと思います。 わざわざ1時間歩かさなくても、毎日している体験が1番身近なものだと思います。
○先生方のやり取りが軽妙で、驚きつつも楽しく聞かせていただきました。「量感のもたせ方」で、「単位とするものの量の何個分」「測りたいものの全体量」というお話が印象的でした。今までその意識をしていなかったことが、量感を育てられない一因だったのかもしれないと、反省しました。
○子どもたちの誤答を取り上げて、みんなで修正を考えていく授業、自分のクラスでも実践させていただいています。子どもたちの考え方が以前より広がり、毎回どんな考えが出てくるのか楽しみです。ただ、どれを拾えばいいか迷う時もあります。
○途中からの参加でしたが、提案1では子どもたちが思わず考えたくなる場面設定、大切なところに必然的に目が向く場面設定がとても大切であることを学ぶことができました。提案2では、それぞれの長さを全体量としてみるのではなく、単位とするもののいくつ分という考え方がストンと落ちました。提案3では、〇と〇の関係性を見出すということが国語でも大切にしている考え方とつながり、今までとは違った算数の面白さを感じました。ありがとうございました。
☆【1年「なんばんめ」】
「目的意識をもたせると授業改善になる。」志田先生の「壁の向こうに動物がかくれている」教材が,なんて子どもを惹きつける資料だろうと思いました。ぜひ,あの資料を使わせていただきたいのですが,あのデータを送っていただくことはできないでしょうか。もしくは,どう作ったのか,どうタイミングをあわせるのか,など教えていただきたいです。志田先生のコメントは,毎回学ぶところが多く,すかさずメモしています!
☆【3年「長さ」】
「量感を身に着けさせる」常に意識しているつもりでしたが,そういえば,その数量が,単位量なのか。ということは無意識でした。考え方が大変勉強になりました。「5けしごむ」・・・なるほど!です。自分の中に便利な基準量をもたせること,これももっと大切に扱いたいと思いました。
☆ 【5年「小数の乗除」】
試験でいきなりこう問われたら,できないだろうなあと思いました。志田先生がかいた,「問題・式・図」の図。「いつも一方通行でなくすると,意味理解が深まるのでは?」なるほど!です。目先が変わった方が子どもも食いつく。そういう授業は,やっていてこちらも楽しい。そんな授業をこころがけて子ども達と楽しい時間を過ごしたいと思いました。
代表者より
GATA-KEN26は趣向を変えて「附属教員の教育論」をテーマにしました。
附属学校の取組を話題にする会ではありましたが,全国の公立学校,私立学校,国立学校等,また小学校,中学校,高等学校,大学等,本当に様々なお立場で教育に関わっていらっしゃる皆様と,共に考えを交わし合い,つながることができ,大変充実した時間となりました。ご参加いただいた皆様,運営に関わってくださった皆様,本当にありがとうございました。
当日は,全国の附属学校の取組をご紹介いただく中で,各地の取組とともに,先生方の教育観や熱量を感じることができました。
また,石井先生の講演からは,附属学校の課題とともに,まだまだやれることがあると大きな激励をいただきました。
全国各地で教育を楽しくしている方々がたくさんいらっしゃいます。そのような先生方がゆるやかにつながり,わくわくする教育がどんどん生まれることを願っています。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
☆プログラム① 提案
・先生方それぞれが違うテーマでお話して下さり、とても良かったです。また、実践について具体を教えていただけるのが有難いですし、9月から教育実習が始まるなかで、ぴったりな内容でした!
・さまざまな先生方の取り組みや実践を知れて、9月から生かしてみようと思いました。特に「自分が楽しむ」ということを大切にこれまで授業を行ってきましたが、もっとできることがあると考えさせられました。
・ご自身の立場をもって、3種類のお話を聞かせていただき、刺激を受けました。巻き込む、楽しいことをする、附属の役割、お三人から発せられる言葉に熱をいただきました。ありがとうございました。
☆プログラム② 講演
・国立、公立関係なく、目の前の子どもを見ることは同じ。ハウツーを求めるのではなく、目の前の子どもの姿を見る。本当に大切なことは何かを深く考えさせられました。
・日本の教育の変遷を垣間見て、外国との比較など、いつもとは違う視点でお話を聞きながら考えることができました。とても、楽しかったです。
・新しいことに踊らされるのではなく、日本や附属学校が大切にしてきたことにもう一度目を向け、そういうところにしっかり価値を見つけることもやっていきたいなと思いました。
・附属小の課題も踏まえて端的に話してくださいまして、大変刺激になりました。「附属だからできること」「できないこと」「学力差」など、確かにそうだ、と納得する部分がたくさんありました。甘んじることなく、学校づくりをしていきたいと思いました。
☆プログラム③ 交流
・海外からの参加ですので、附属校の先生から、附属校の現実、のようなことを聞けたのは楽しかったです。海外から見ると、日本の附属校の存在は、学校教育の向上に大変大きな役割を担っているように見えます。その一部を垣間見ることができたような気がします。
・楽しく交流できました。金曜日の夜にこういう時間があるのはいいなと感じました。ありがとうございました。子どもも大人も多様な他者と協働する時代だと思いますので、その一つの具体を経験できたなと思いました。
・教科別での交流がとても良かったです。全国の音楽の方と繋がることができました。今後も交流を、オンラインでして仲間を増やしていきたいです。
☆全体を通して
・「先生方を巻き込んでいく」,がテーマのひとつになったかと思います。何かことを始めるとみんなの時間を使う必要がでてきますが,実際はこれをお願いしにくい状況があると思います。校内研修の話になりますが、働き方改革とのバランスをとりながら、いかに研究実践体制を盛り上げていくか。教師のシニシズムの広がりも問われている昨今、一部教師の熱だけでは進んでいかない困難さも話し合っていけたらいいなと感じました。この辺りは、公立で研修主任をしていた時の方が、やりやすかったですね。字面のやり取りでない「研究の本質とは何か」、も問い続けていかなければならないと思います。
貴重な機会を設けてくださり、本当にありがとうございました。
・全国各地の附属学校の先生方が運営に当たられる、とても画期的な学習会だったと思います。今後も最前線を走っていらっしゃる先生方の実践に学ばせていただけたら嬉しいです。スラックにも参加させていただきたいと思います。
皆様本当にお疲れ様でした。そして、誠にありがとうございました!
代表者より
毎回たくさんのお申し込みをいただき,ありがとうございます。これまでにご参加いただいた皆様のご紹介で本会を知り,お申し込みいただいた方がたくさんいらっしゃって,本当に嬉しく思います。
誤答と表現されるものの中に,現在の学習指導の中で扱うことが想定できるものと,想定していなかったものがあるも見えてきました。授業を改善することを考えると,教師の想定から外れる誤答に着目し,その背景にある子供の分かり方を探っていくことが本会の目的と捉えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
○ 提案1について、協議のなかで話題にもなった「誤答の過程の見える化」ということが印象に残りました。誤答=全て間違いとしてしまうのではなく、「この子はきっとこういう思いだったはず」「ここまではオッケー、あと、ここだけ!」のように、見える化することで、その子の考えのよさにも触れることができ、またどこで矛盾が生じたのかも明らかにしやすいとわかりました。
○ 提案2について、a(アール)の単位がないと困るような場面を作って、必要感を持たせる学習を行うことで、より子供たちの理解が深まっていくのではというご意見を聞いて、勉強になりました。具体的にどんな場面だといいのか、何かあれば教えていただきたいです。(指導要領には、aという単位に触れる、程度だったのでそんなに…とは思いますが、必要感があるといいな、と…)。誤答に寄り添うことを改めて意識しようと思いました。
○ 提案3について。算数も日常生活に活きてこそ、学ぶ意欲も増すと考えています。ミルクティーもいいですが、なかなか割って飲む子は少ないのでは?と察します。カルピスとか梅ジュースの方が身近かなと思いました。また、油と酢のドレッシングも好みですがあまり美味しくないです。ギョーザにつける秘伝のタレ作りで、醤油とごま油と酢とか(3つになりますが)実際に家庭科で作って食べてみるなどすると、生活にいきてくる→学んだことを忘れずに活用できる力が引き出せるのかも?と思いました。 5:4は、ある一定量の5つ分と4こ分なので、「いくつ分」の1あたりが50gだと気づくといいなと思います。志田先生が黒板に描かれた図の中に小さく刻む線を入れると、全体が9つ分ということに納得する子もいるかもと思いました。
○ 「誤答を修正する」自分の授業を振り返ると、間違いを指摘していたなぁと反省しました。 誤答に対して、すぐに改善案を考えたくなるのですが、まずはじっくり子どもの分かり方に寄り添うことが大切なのだと気づかされました。また、回避できるならしたほうがよい誤答もあれば、学びを深めるうえで避けては通れない誤答など、誤答にも様々な種類があることを知り、大変勉強になりました。
○ どの提案においても、志田先生が「この単元の大きな目標(ねらい)って」「この単元で大事にしたいことって」と必ず発言されていました。学習指導要領に立ち返ってそこを確認しながらすすめていくことの大事さを、改めて感じました。
○ 誤答の背景を考えることにより、今までの学習をもとにして考えている姿やその子なりの根拠をもって課題解決しようとする姿など、尊く価値のある児童の姿が明らかになってくることが分かりました。そういった姿を価値付け、児童に返していく営みを繰り返すことで、児童の「間違える=悪いこと」という考えを変えていけるのかなと感じました。また、今回の協議がそうであったように、子どもの間違いから、より良い指導法を探ったり、教科の本質に迫ったりしていく営みがとても意味のあるものであると感じました。子どもの姿から授業をつくることを大切にしたいと思います。しかしながら、1時間の授業の中で、児童の間違えた背景を探りながら、それを生かして学習のねらいに迫っていくことは簡単でないと感じました。何の意図もなく間違えを取り上げない、ねらいを意識して取り上げる等、教師側の技量が必要だと考えます。
〈皆さんからいただいたご質問・ご意見〉
☆ 事前に質問や聞きたいことを尋ねてくださったことは良かったと思います。
→ありがとうございます。こちらもみなさんの授業で実際にあった間違いや指導の困難さを知ることができ,授業づくりの参考にさせていただいています。一人では集まらないデータが集まるので,今後ともご協力いただけると幸いです。
☆ zoomの事前登録の仕方が初めわかりにくかった。事前登録の際、「無効なユーザー名です」のような表示が出て少し焦りました。調べてみると、漢字6文字以上は登録できないというふうに出てきたので、学校名は省略した形で入力しました。そのことについて前もって説明があると、今後初の方でも安心かなと思いました。
→大変お手数をおかけしました。事前登録の手順や条件について再度確認をし,申し込みの皆様に分かりやすくお伝えできるように改善していきます。
☆ 事前に登録できたので、帰宅後すぐにZoomに入ることができてよかったです。
事前登録のおかげで、入室してから名前変更しなくて良かったのでスムーズで私は良かったなと感じました。
初めての参加させて頂きました。前日までに「事前登録」の仕方を見ながら登録できたので安心して当日を迎えることができました。ありがとうございました。
→ありがとうございます。今後とも安心してご参加いただけるよう努めてまいります。お気付きのことはいつもでご連絡ください。
☆ リラックスして臨める研修会なので、毎回楽しく学ばせていただいています。
1つの提案が30分とコンパクトで,ふだんでも(夏休みでなくても),気軽に参加できました。1学期は,放課後で疲れていても集中力が保てました。(もちろん内容がきょうみぶかいこともあり!)
→ありがとうございます。短い時間で深い議論ができるよう,発表,協議を進めてまいります。皆様のチャットのご意見からも大変多くの気付きをいただいています。ぜひたくさんのお声を届けてください。
☆ 日程や時間帯については妥当だと思います。家事育児をしながらでも家で研修を受けられる機会となり大変ありがたいです。
→ありがとうございます。参会者の皆様それぞれ,さまざまな状況の中でお申し込みいただいていることに感謝いたしております。ご要望等があれば改善していきますので,お知らせください。
代表者より
この度は,GATA-KEN24授業公開/協議会にご参会いただきましてありがとうございました。今回は,附属新潟小学校国語科の中野が,第3学年の説明的な文章を教材として,二つの文章を比べ読む実践を公開いたしました。約800名の先生方にお申し込みいただき,さらに協議会当日も200名以上の先生方にご参加いただきました。
協議会で受けた指摘,そして参会者の皆様よりいただいたご意見を基に,授業改善に努めてまいります。今後とも,ご批正よろしくお願いします。
担当:中野 裕己
〈皆さんからいただいた感想〉
○ 私は話し合い活動を怖がってしまうところがあり、授業のような活発な話し合いはできていませんでした。子供たちの生き生きした表情を見て、本当に刺激を受けました。さっそく夏休み明けの授業からやってみよう!と思いました。
○ 今回も大変勉強になりました。前回の物語文「子どもがなりきって読む」同様、中野先生の授業は「教育観が指導に反映されている」点で、共感するものが多くあります。その指導の具体を今後も学ばせていただきたいと思っています。
○ 中野先生の子どもの学びを大切にされている思いに共感します。想定を超える学びの姿が生まれるということは、子どもがもつ本来の力を引き出す環境が整っていた証だと思います。子どもの学びの姿を根拠にしながら授業を振り返るスタンスなので、視聴している私たちも納得します。これからもぜひ続けてください。私は大分県に住んでいますので、オンラインでなければ得られなかった学びです。とてもありがたく思っています。今後も期待しています。
〈皆さんからいただいたご質問・ご意見〉
☆ おたがいにリスペクトしつつも、子どもの姿を軸に信念をぶつけ合い議論し合う様子に感銘を受けました。ヒリヒリした協議会、よかったです(笑) 職場においても、こんな事後研できたらいいよなあと思ったところでした。
A.ありがとうございます。よさを認めるだけでなく,改善が必要な部分を伝えることで,よりよい授業が見えてくるのだと思っています。また,そのような指摘を,主観や印象ではなく,子供の姿を根拠として伝え合うことを大切にしています。
☆ いろいろなご意見を聞けてとても勉強になりました。もっと、中野先生の学級作り授業作りについてお聞きしたかったです。子どもたちの姿がすばらしかったです。ありがとうございました。
A.学級づくりについて意識しているところは,「子供がのんびりと学べる空間を創る」ということです。例えば,他者と揃えることを不必要に強要しないこと,「話し合う/書く/一人一台端末で調べる」などの問題解決の方法を自由に選べるようにすることなどなど,「子供らしい学び方」が表れるように学級づくりを進めています。
☆ 協議会の最後に中野先生がおっしゃっていた「焦点化することで子供の学びを狭めているのではないか?」という中野先生の御発言がとても印象に残り,確かにと感じました。国語科以外でも言えることですが,教師の発問の重要性を強く感じました。
☆ 中野先生の「大きく違うところはどこ?」という発問が秀逸だったと思いました。焦点化しすぎない大きな問いというだけでなく、その後の子どもの思考のながれを丁寧に見据えた上での発問であったと思います。
☆ 「焦点化は、ここ以外見るなって言ってるようなものかもしれない。」授業のユニバーサルデザインの視点として、一番に挙げられるものだと思ってましたし、参加度を上げるためには重要な視点であると思ってました。算数という教科を好んで研修してるからか、基本的にまだ焦点化という視点は大切だと考えます。ただ、はっとさせられた言葉です。
A.協議会の終盤で,焦点化について議論させていただきました。「何を」焦点化するのかというところを,明確にしていくことが大切だと考えています。「考えること」は焦点化すべきですが,「着目するところ」を焦点化しすぎることは,子供の豊かな読みを遮ることもあると思います。今回であれば,「説明の方法」を考えることには焦点化していましたが,文章のどの部分に着目するのかは広く設定していました。「焦点化」の在り方について,注意深く捉える必要があると思っています。
代表者より
この度は,平日の遅い時間にも関わらず,たくさんの皆様からご参加いただき,ありがとうございました。会の中ではチャットで,会の後にはアンケートで,たくさんお声を届けていただき,気付きや学びの多い時間になりました。
学びは,それぞれの分かり方の上にしか成り立たない。そう考えると,正答も誤答もその子供が自分の分かり方を基にして考えたものです。その価値に目を向けながら,学びの本質は何か,議論を通して追究する場を,今後も月に1回開催していこうと思います。
担当:志田 倫明
〈皆さんからいただいた感想〉
○ とても参考になりました。先生方のご意見を聞くことで、さまざまな捉え方、考え方があることを感じました。 初参加だったのですが、ファンになりました。これほどまでに参考になる会が無料なのは、とてもありがたいことです。 学年関係なく、縦の繋がりを見通した授業づくりをしていくことを目標としているので、GATA-KENさんの存在はとても有難く、心強いと感じています。今後も学ばせて頂きたいと思います。
○ 前回の協議の雰囲気を見て参加を決めました。「授業者の思いやねらい」を大事にしっかり価値づけし、よりよい方向をめざすあり方がすごく魅力的です。今後も是非よろしくお願いします。
○ 私は大学生なのですが、前回と今回の先生方の楽しそうに意見交換している姿は、大学では教えてもらえなかった教育現場の良さの一つだと感じました。また、一つ一つの意見が全て勉強になり、刺激をいただいております。
○ 一般の学校ではクラス内での学力格差が大きく、誤答の扱い方を間違えると多数の児童を混乱させて終わりになってしまうことが多いです。でも、間違いから学ぶことは、どの教科でも、また生きていく中でもとても大切な重要なことだと思いますので、教材研究の中で自分のクラスならこの授業(指導案)でどんな誤答がでるかまでしっかり思案して授業を組み立てていくことが大切だな、と感じました。
〈皆さんからいただいたご質問・ご意見〉
☆ 提案3について 平均をあんなに深く考えたのは初めてです。計算に走りがちでしたが、あんな風に均すことを図で表して考えていくと、本質的な理解につながりそうだと思いました。 個人的には、だっタラ・たしカニがツボです。教室で使わせていただいてもよろしいでしょうか?
→ありがとうございます。だっタラ,たしカニ,どうぞアレンジしてご活用ください。他にもたくさんありますので,関心がありましたらいつでもご連絡ください。 志田
☆ それぞれの提案時間がもう少しあったら嬉しかったです。もっと深くお話を聞きたいところが多かったです。
☆ どの提案も、とても面白かったです。 できればたっぷり協議が聞きたいので、2時間ぐらいを希望します。
→ありがとうございます。提案時間については,適切な時間を模索しながら改善していきますので,またお気づきのことはお声を届けてください。
☆ もし可能であれば,事前に資料を配布して頂けるとメモを取りやすく話に集中できるので,ご検討頂けると幸いです。
→ありがとうございます。発表資料は希望される方に会の後に配布していましたが,会の中でもお手元にあると良いですね。事前配布についても検討していきたいと思います。
代表者より
この度は,当校のオンラインイベントにご参会いただきましてありがとうございました。
GIGAスクールが進む中,「夏休みが明けたらやってみたい」「これならできそう」と,先生方の背中をそっと後押しできるような会を目指しました。一人一台端末の利活用に向けて,ヒントになる発想や実践があれば幸いです。
今後も,各教科の特質を踏まえた上で、どのようにICTを活用すればよいのか、全教科・領域の具体的な実践例の発信を続けてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
担当:椎井 慎太郎
Q 「オンラインイベントの内容はいかがでしたか?」
○ 1ルーム当たり20分という短い時間だったのが,メリハリがきいていて良かったです。飽きずに聞くことができました。長期間ICT機器を活用していることもあり、経験を踏まえた質疑応答をしていただき大変参考になりました。
○ 難しい理論ではなく大きなすっきりとした枠の中で綿密に練られた授業の様子を知れて,とても参考になりました。
○ 新しい情報がたくさん聞けました。わがままを言えるならもう少し実践紹介や質疑応答の時間があるとありがたかったです。
○ ルームを2回に分けて学ぶという、オンラインでのワールドカフェ方式のような感じが新鮮でした。附属新潟小学校として新しい形でのイベントだったのでとても面白かったです。もし、可能であればブレイクアウトを活用できると参加者がもっと気軽にアウトプットもできるかなと思いました。ありがとうございました。
Q 書籍「GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル」を手に取ってみた感想を教えてください。
○ まず3つの視点が大変分かりやすかったです。校内でもお知らせする際や普段の授業実践の際にも活用したい3観点だと思いました。アイディアいっぱいで宝庫だと思います。
○ 「この場面」「この機能」「よりよい学び」の図がすごくいいです。見出しのようになっていて,この書籍が辞書のように使えそうです。
○ ICT活用デザインフォームを使うと,活用の目的がぶれなくていいなぁと思いました。実際の活用場面がたくさん出ていて,今まさにほしいと思っていた本でした。じっくりと読み,2学期からの授業に活かしたいです。
代表者より
複式教育研究会に参加いただき,ありがとうございました。多様性を主題にした本校の研究ですが,私たちは多様性はつくるものではなく,見いだすものだと捉えています。子供は本来多様であり,多様性が見えないと感じるのは,教室で行われる多くの一斉指導が子供の多様性を制御しているのかもしれないと考えているからです。
複式学級は,子供の多様性が見いだしやすい環境にあります。皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め,継続的に研究を進めていきたいと思います。
研究副任 梅津祐介
Q 複式教育研究会に関して,ご意見,ご要望,ご感想をお聞かせください。
○ 違いの中で過ごすこと・学ぶことは、異質な他者を排除しないために有効だということは、勤務校の複式学級の様子からも実感できるものでした。異質なものと学ぶことから子どもが学び取ることができることとして、異質なものに自分の考えを伝えることは容易ではないと知ること、また、だからこそ対話を続けること、という講演における一柳先生の言葉は、複式学級・異学年での学びを展開しているものとして、十分に価値づけしてこなかった部分だとはっとしました。そのような視点で、よさを十分に見つめつつ展開していきたいです。
○ 複式の困難さは、研究が一過性で終わってしまうことだと感じています。私の県の現状でいえば、複式学級を経験できる人はあまりいません。そのため、数年間の辛抱という感覚で過ごし、また単式に戻れば「あー、複式は大変だった。」で終わってしまうと感じています。複式だからこそできること、複式を通して教員が学べること、そこに目を向けるためにも、複式に焦点を当てた研究会は大変貴重であり、今回、オンラインでこのような会を開いてくださったことは大変ありがたく思っております。
○ 以前からもそうでしたが、複式の子どもは育てられているなと思いました。日頃の担任の先生の指導のたまものだと思いました。また、複式教育を複数の学年が一つのクラスになるという状況を、受け身の形でなく、「多様性」や「異学年を学びのパートナーとする」というような新しい捉えをしていることも、複式教育が一段進歩したという印象を受けました。(中略)「多様性」が注目されている今、「異学年が一つの学級で学ぶ」という複式教育が新たな脚光を浴びる可能性があるのではないかと思いました。今後の研究の進展に期待しています。