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2020.06.06
前回までの更新記事(第4学年 物語教材「一つの花」)
①物語教材「一つの花」教材分析の視点
②「一つの花」実践編 「比較」と「対話」で発揮する想像力(2次−1)
③「一つの花」実践編 「比較」と「対話」で発揮する想像力(2次−2)
それでは,単元の終末となる3次の学習場面をご紹介します。
3次は,いわゆる活用の学習場面です。単元を通して学習してきた「一つの花」という物語について,自分の感想をまとめるのです。
したがって,「一人で物語と向き合う」学習になります。このような学習は,教室ではなくても可能です。
そこで,ワークシートと学び方プリントを配付して,宿題としました。
「読書郵便」は,相手を設定した活動です。
自分の感想を届ける相手がいるということで,子どもたちは意欲をもってきちんと取り組むことができます。
相手に読書郵便を届けた後,簡単な返事をもらえると,よりよい活動となります。
度重なる休校により時数が気になる現在,「家庭学習を活用したい」という先生方は多いのではないでしょうか?
一方で,「家庭できちんと取り組めるのか」不安に思っている先生方も多いことと思います。
もちろん,取組が乱雑になってしまったり,提出できなかったりする子どもは一定数いるでしょう。
「だから,ドリルや漢字練習など単純な宿題しか出さない」
私もそうでした。
しかし,いつ,また家庭学習を中心にせざるを得ない状況になるか分かりません。
自分で自分の学びをコントロールする力(自己調整力)を育てる必要があるのです。
創意工夫が必要な宿題を出して,子どもの取り組みを認め,自己調整力を育てていきたいと思います。
もちろん,すぐに育つものではありませんので,ゆったりとした気持ちで子どもの取組を受け止め,成長をフィードバックしていくことを大切にしていきたいです。
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