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2020.12.12
音楽科は生活や社会の中の音や音楽と豊かに関わる力を育む教科です。この力を育むために,学習においては音楽を形づくっている要素(以下:要素)を聴き取り,そのよさを感じ取り,思考・判断・表現する一連の過程を大切にしています。また,音楽に対する感性を働かせ,他者と協働しながら音楽表現を生み出したり,音楽を聴いてそのよさや価値を考えたりしていくことなどについては,更なる充実が求められているところです。客観的な理由や根拠を基に友達と交流し,鑑賞や音楽表現を深めていく過程にこそ音楽科の学習としての意味があると考えます。
そこで私は,鑑賞から要素とその働きとを見いだし,思いに合う表現を更新する子供を目指します。「鑑賞から要素とその働きとを見いだし」とは,音楽を特徴付ける要素を聴き取り,そのよさを感じ取ることです。「思いに合う表現を更新する子供」とは,鑑賞から聴き取った要素の働きを基に,他者と異なる感じ方や考え方を互いに交流させ,表現したい音楽と演奏とを行きつ戻りつしながら表現を深める姿を指します。
予測不能な未来を生きる子供たち。伝統を大切にしつつ,自ら感じとったことをもとに創造性を発揮しながら学びに向かえるよう実践を行いました。
詳しい内容については,下記資料をご覧ください。