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小学校サイト |
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2021.10.28
家庭のごみ調べを通して,自分たちの家でどんなごみがどれくらい出されるのかに気付いた子供たち。
自分の家からごみはどこに行くのかなあと疑問をもちました。子供たちの中にはごみステーションの存在を知っている子がいたので,学校の周りには,どこにごみステーションがあるのかを調べるために,地域探検をしに行きました。そして,調べて分かった場所を地図上にプロットしていきました。
場所が分かると,子供たちは,どうしてごみステーションが集中しているのか,集める人はこんなにたくさんの場所をどうやって回っているのかなどの疑問をもちました。子供たちにどうやって疑問を解決したいかを聞くと,集めている人に聞きたいという声が上がりました。そこで,ごみを集めている方にインタビューする時間を設けました。
ごみを集めている方にインタビューする活動を通して,疑問を解決した子供たち。その後,ごみ収集車が向かう清掃センターがどのようにごみを処理しているのかという新たな疑問をもち,清掃センターを見学したいという思いをもちました。
コロナ禍なので,見学は叶いませんでした。しかし,見学の際に使うDVDをいただくことができたので,学校で子供たちと視聴しました。
燃やすごみを灰にしたり,燃やさないごみ・粗大ごみを細かく砕いたりして処理していることを知った子供たち。
DVD視聴後,「このままだと,清掃センターは,燃焼灰や不燃物でいっぱいになってしまうよね。でも,そんな様子は映像にはなかったけれど…」と呟く子供がいました。その呟きを全体に広めると,子供たちは「ごみはこの後,どこにいくのかな」と新たな疑問をもちました。
ここもコロナ禍で見学は叶いませんでしたが,資料やパンフレットをいただくことができ,それらを使って調べ学習を行いました。調べ学習で分からなかったことは電話でインタビューをさせてもらいました。
このように,子供の目の前にあるごみ箱から埋立処分地までの処理の様子を学習することができる単元を構想し,実践しました。子供は目の前にある自分たちのごみがこの後どうなるのかなと,追究意欲を高めながら学習を進めていきました。
次回はいよいよ研究授業に関わる活動を紹介します。
to be continued…