個人研究
生活科:
大図 俊哉
附属新潟小学校5年目 大図 俊哉(おおず としや)と申します。
研究教科は生活科です。今年度は3年連続1年生を担任します。
メールはこちらから お気軽にご意見ご感想をお寄せください。ozu@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp
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R5 月イチ開催GATA.PLUS+生活科
R4 本時まで〜家族にこにこ大作戦〜
R4 つくろう!ぼくらのひみつきち
R4 生活科で大切にしている「学びのストーリー」
R3 大切にしてね!みんなのモルモット
R3 協議会その後…そして授業改善へ!
R3 おいでよ!合体おもちゃパーク
R3 モットげんきに!みんなのモルモット
R2 遊びでなかよし大作戦〜空気ランド〜
R2 ようこそ!ピタゴラランド
R2 対面✖️オンライン やさいはかせになろう
R2 新たな視点を獲得する観察学習 やさいはかせになろう
R2 わくわく・ぐんぐん生活科自由研究
学びに向かって動き出す!低学年指導
2024.08.021学期にGATA-Plus+で提案した内容をチラッとご紹介します。
当校に来て5年間、低学年指導を続けてきました。
低学年を経験されている先生方からしたら「当たり前」のことかもしれませんが、特に低学年の1学期の指導で大切だと思うことを4つまとめました。
その4つとは、「みんなで確認」「フリとオチ」「子供に手渡す」「雑談」です。
初めてのことは誰でも不安…。みんなが安心できるよう、一つ一つ丁寧に進めることが大切です。
指導をするなら、大事なのはその後!
できていること・子供の「その後」を確実に見とることが、なにより大事です。
子供ができることを教師が奪わないように気を付けています。
もちろん、初めのうちは、よくわかるように手本を示すことを忘れずに。
こういったプライベートな話をするときは、子供たち、興味津々。他のどんな話よりも、よーく聴きます。
これらの大事にしていることは、上のような「思い」の現れです。
根底にあるこの「思い」を忘れずに指導していきたいものです。
月イチ開催!GATA.PLUS+生活科❶
2023.05.31今年度,毎月一回,生活科でオンラインの研究発進をしていくことにしました。当校で行っているGATA-PLUS+で行います。先日,GATA-PLUS+生活科の第1回がありました。参加してくださった方,ありがとうございました。
一応,連載企画ですが,途中からご参加されても全く問題ありません。以下のようなテーマで進めていきます。
このとき,教師が考えていることは…
実際どうでしょう…。
このとき起きているのが,「教師の意図」と「子供の思い」のズレです。
ですが,このズレを無理に無くそうとするのではなく,授業をする上でどうしても起きてしまうものとして捉え,その後の授業改善に役立てる大きなヒントとする。それがこのGATA-PLUS+の一貫したテーマです。
毎月開催します。必ず,次回の授業構想をお話しします。翌月に,では実際授業はどうなったのか,子供はどうなったのかを考えていきます。
皆様と共に学んでいければ幸いです。いつでもご参加ください。
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本時まで 〜家族にこにこ大作戦〜
2023.02.032月4日(土)に初等教育研究会の協議会が行われます。
授業ビデオを視聴してくださった方,ありがとうございました。
ビデオや指導案だけでは,前時までの様子は伝わりきらないため,こちらの個人ページに掲載いたします。主に授業の板書写真と,学習活動をまとめました。ご参照ください。
このような流れで,本時に入りました。
1時間ごとに,子供の姿をよく見取るように心がけ,子供の「思いや願い」を尊重して単元を進めました。そのため,途中で指導案上の単元構成を何度も修正し,この展開になっております。
家族単元の流し方について,様々な展開と,これまでの実践をお持ちの先生方も多くいらっしゃると思います。
協議会では,ぜひ,たくさんのお声を出していただけたら幸いです。
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R4 つくろう!ぼくらのひみつきち
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R4 生活科で大切にしている「学びのストーリー」
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秋研究会を終えて…「つくろう!ぼくらのひみつきち」
2022.11.2810月15日に初等教育研究会Autumn が県内限定,対面で行われました。
自分で授業をしていて,子供が本気になって夢中に取り組む姿に,一緒になって楽しんでいた授業でした。
一旦の研究のまとめとして,個人での振り返りをしていきます。
今回,材としたのが校庭の隅っこに作る「ひみつきち」です。
生活科の内容(6)自然やものを使った遊び を基に教材化しました。
響きを聞くだけでワクワクする方も多いのではないでしょうか。もちろん子供は,終始,目を輝かせながら活動をしていました。
初めは,場所選びから始まり,段々とイスやテーブルができていきました。そしたら,だんだん何やら楽しいものができていきました。子供は,場所作りの中で自然とみんなでできる遊びに向かっていったのです。
単元が進み,「ひみつきち」との関わりが増し,活動も豊かになっていったところで研究会の本時の授業を行いました。位置付けとしては,「これまでの活動を振り返る場面」です。
この場面が,本時の主張に関わる部分です。
これまで私も,活動を最終的に振り返り,頑張りを価値付けしたり,自分自身への気付きを促すような指導を意図的に行ってきました。上記の写真は,昨年度の遊び単元で最後に振り返りをした場面です。
ですが,この「振り返り」の場面こそ,そこで単元を終えるのではなく,次につなげる場面として見る方がいいのではないかと考えました。
これまでの自分と,対象との関わりを振り返ることで,その関わり方が単元始めよりも深まってきたことに気付いた子供は,「もっと〇〇したい」,「初めはできなかった□□ができる!」と,関わり方を変えていくことができると考えました。
当然子供は,活動に夢中になっていると,自分がどのように関わってきたのかについては無自覚なままであり,簡単に想起したり言語化したりできません。そこで,上記のような「ひみつきちシート」を作成させ,毎回の活動後に写真で記録を蓄積できるようにしました。
このような学習材は一人一台端末でも可能ですが,グループで活動しているため,同じ学習材をみんなで見つめる状況をつくり出すために,大きな台紙にまとめる形をとっています。
以下は前時+本時の板書記録です。
前時に,これまでの「ひみつきち」への関わりを想起させ,模造紙にまとめていきました。すると,「しんか」・「パワーアップ」という言葉が子供から出てきました。
そして本時には,
T:「どうしてこんなにパワーアップしていったの?」
という発問から,課題を立て,振り返りの場を設定しました。
子供は,「みんなが手伝ってくれたこと」,「諦めなかったこと」,「痛かったけど工夫したこと」など,これまでの活動の中での困難と満足感を表出しました。関わりの深まりを自覚しつつある姿です。
さらに,自分にとって「安心できる場所」,「思い出の場所」,「お祭りの場所」と,対象を自分に引き寄せて捉え,その価値に気付く姿が現れました。
子供は,「まだまだやりたい!」,「作りたいものがある!」と活動に突き進み,次なる活動の方向を見出していきました。
成果と課題
○ 子供にとって魅力的な材は,関わりを深めることに十分有効であった。今回の材は,「拡張・発展・修正がしやすいもの」,「子供の豊かな感性に直接働きかけるもの(自然・野遊び)」であった。
○ 関わりを深めているかどうかは子供は無自覚なため,継続的な表現活動(ひみつきちシート)により,関わりを自覚しやすい状況をつくることができた。
○ 教室での振り返り活動で,次の構想につなげ,外での活動の際にグループ内で見通しをもって,自覚的に「ひみつきち」づくりをしている子供の姿が見られた。
▲ そもそもが魅力的な材なため,「これまでの振り返り」→「次の活動へつなぐ」という流れに,必要感がない子供の姿もあった。
「わざわざ振り返らなくても,もう早くあそこに行って作りたい!」
という子供の姿です。自覚を促したり,活動の構想を考えたりするのは,その場所に行って活動を行いながらでもできます。確かにこれは当然の姿。
ただ一方で,成果に書いているような,よい子供の姿があったことも事実でした。両者のバランスについて,今後も研究を進めていきます。
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R4 つくろう!ぼくらのひみつきち
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R2 わくわく・ぐんぐん生活科自由研究
生活科で大切にしている「学びのストーリー」
2022.08.291学期に「学びのストーリー」をテーマに,オンラインでの研修会GATA-KEN50を行いました。
主に今年度行った,アサガオ栽培の実践をもとに発表しました。
子供が「思いや願い」をもち続け,自分の学びをつくっていくには子供なりの「ストーリー」が必要です。だとすると,その「ストーリー」を紡ぐためのサポートは教師の役割に他なりません。
そこで,特に重視したのが,
○子供の「やりたい!」を生むしかけ
○子供の「やらなくちゃ」を生むしかけ です。
その際のスライドを,抜粋してご紹介します。
教師から提示された方法,教材,課題でも,好奇心旺盛な子供たちはきっと前向きに取り組むでしょう。
ですが,そのような学習を続けていては,子供たちの確かな力を育てることは困難です。
「先生,今日の生活科の授業,何するの?」
この言葉は,私が最も子供に言われたくない言葉かもしれません。
子供が自分で「やりたい!」,「やらなくちゃ!」と思い,それを実現していく過程こそが生活科の醍醐味です。
「生活科では,自分たちでやりたいことを決めていいんだ。」
「それが本当にできるかは,みんなで話し合っていけばいいんだ。」
「自分たちで決めたことだから,失敗しても大丈夫だし,そうしたらまたやり直していけばいいんだ。」
このような言葉が子供から自然と出てくるような生活科授業をこれからも目指していきます。
大切にしてね!みんなのモルモット 本時に至るまで…
2022.01.29
いよいよ1月29日に授業動画公開が始まります。
授業動画の本時に至るまでに,子供がどのように活動し,どんな気付きを積み重ねてきたのか,授業の板書をご紹介いたします。
子供がどのように変わっていくのか,ぜひ公開動画をご覧ください。
そして協議会では,以下の豪華メンバーの先生方と協議します。
ぜひ忌憚のないご意見を,よろしくお願いいたします。
協議会その後…そして授業改善へ!
2022.01.16初等教育研究会Autumn (11月)にご参会いただいた皆様,大図(生活科)の協議会に参加してくださった皆様,大変ありがとうございました。
協議会でのご意見やチャット,アンケートなどでいただいたたくさんのご意見,心から感謝しております。
協議会を振り返り,今後の授業を考えていく上で,自分の中で大切なことが段々と整理されていきました。今回は,協議会で見えてきた成果と課題,そして今後どんな授業改善を図っていくかご紹介いたします。
まずは,協議会でいただいたご意見をもとに成果と課題をまとめてみました。
子供は,資料をもとにして,常に1年生の思いや心配ごとについて思考していました。
しかし,教師の授業の進め方が一方的になってしまい,子供の思考に合っていない展開になってしまったことは否めません。
本時では,
「あなたの班ではどのように遊びをレベルアップさせたいですか」
という発問で,班ごとに個別の課題を設定させました。この発問で,すんなりと班の課題を記述したところもありましたが,この発問をする以前から既に,解決策を考え始めていた班もありました。
班ごとに個別の活動,個別の課題に向かっていくことが,本時の「ウリ」でもあったのですが,なかなかスッキリしない展開になっていたように思います。
「資料読み取りの時間が足りない」という指摘は,言わずもがなその通りです。
また,協議会ではそこまで話題には上がらなかったのですが,協議会後に授業の反省を考えていく中で,このような疑問が浮かび上がってきました。
子供は,1年生のために「遊び」をつくってきており,1年生の思いに応えようと,アンケートをとり,修正を図っていきました。
なので,1年生のアンケートに書かれている通りに,遊びを変えていったのです。その姿は,至極当然の姿だと思うのですが,
子供たちはこれまでに「自分たち」がとことん楽しく遊んでいた「遊び」をころっと変えることに何も思わなかったのだろうか。
自分たちがこれまで追求してきたことに「こだわり」や「思い」はなかったのだろうか。
相手の意見を全て受けること=よりよい活動 ??
そんなことが疑問に残りました。
本時の抽出児が,授業分析の視点「4象限」のどこに位置付くか考えてみました。
自分の既習の「気付き」同士をつなげ,遊びを修正・発展させていく姿がありました。そのとき子供は,常に「1年生が楽しく遊ぶため」という目的を意識して思考をしていました。
その意味では,授業者が設定した「中核的な内容」にそれずに向かっていたと言えます。
しかし,1年生のアンケート・感想に書いてある通りに,そっくりそのまま遊びを変えていく姿が見られました。班の対話を見ても,解決策の検討というよりは,一年生の要望に答えられる方法を班でアイディアを出しながら,一つ一つ解決してくような姿でした。
その解決策が本当に目的に合っているのか,仮説的で問い直し,見つめ直しがあるような「探索的対話」には向かっていなかったように判断しました。
ここからは本時後の子供の様子です。子供たちは明確に相手意識をもって招待活動「車ランド」を行いました。
授業改善には直接関係ないですが,子供たちの素敵な姿をご紹介します。
本時の対話場面で生まれた新たな遊びのルールも取り入れました。
丸がついているところは,私が特に「子供の気付きってすごいなぁ」と思ったところです。
誰かに何かをしてあげることの喜び,「あなたがうれしいと私もうれしい」ということ。
初めにもっていた目的を,自分たち自身で大きく越えていったということ。
こんな「自分自身への気づき」が生まれました。
真剣に考え,行動していったからこそ,気付けたことですね。
さて,以上のような成果と課題を踏まえて,このような授業改善のポイントを考えました。
具体については,1月29日に指導案と授業動画を公開いたします。しばらくお待ちください。
↓↓2月の授業紹介スライドを作成しました。↓↓
初等教育研究会Winter (2月)まで1ヶ月を切りました。
まだまだ申込み受付中です。Autumn (11月)の授業動画も,なんと全て見逃し配信いたしますので,是非ともお申込みいただき,たくさんご意見ください。
よろしくお願いいたします。
初等教育研究会Autumnに向けて –おいでよ!合体おもちゃパーク–
2021.11.22今年度の初等教育研究会で実践した研究の内容や,単元の流れをご紹介します。
生活科での究極的な児童の姿「自立し生活を豊かにしていくこと」。
私が生活科で最も大切にしていきたいことです。私はこの生活科の本質を,上記のように解釈し研究を進めています。
しかし,従来指導では上のような課題がありました。
活動に没頭すること,目の前の具体物に興味を示すことは自然な姿ではありますが,そこに留まってしまっては,学びが深まっていきません。
そこで私は,「個別の追究活動に課題をもち,気付きと目的とをつなげて活動をよりよくする子供」を目指す子供としました。
その子供の姿を具現するために,働き掛けを講じて実践を行いました。本時でどのような働き掛けを講じたのかは,現在公開中のの授業ビデオでご覧ください。
第1次・第2次では,車のおもちゃの面白さを追究していきました。
おもちゃ作りをしていたと思ったら,自然とルールのある遊びにも変わっていき,友だちと協働しながら,より面白く,自分たちが楽しめる遊びへとレベルアップさせていきました。
自分たちの遊びに大満足した子供は,昨年度自分たちが招待してもらった経験から,「1年生に楽しく遊んでもらいたい」と強い思いをもちました。
その次の時間には,1年生が楽しく遊ぶってどういう姿?ということを,自分と重ねて考えていきました。
子供は,いきなり招待するのではなく,招待状を渡したり車の使い方を説明したりする,「しょうかいする会」(PR活動)をすることに決め,取り組んでいきました。
このときに,1年生に「どんなことが楽しみか」「どんなおもちゃで遊んでみたいか」といったアンケートに答えてもらっています。
本時では,このアンケートや1年生の感想コメントが「個別の資料」となり,各班に配付しました。
本時の子供がどのような姿になったのか,目指す子供の姿はあったのか,是非たくさんのお声を聴かせてください。
モットげんきに!みんなのモルモット
2021.08.242年生は2匹のモルモットを飼育しています。
1学期に行った,飼育単元の実践をご紹介します。
単元の導入に,市内にある「どうぶつふれあいセンター」に見学に行きました。
学校に帰ってきて,見学したモルモットと,自分たちが飼育しているモルモットとの違うところや同じところを共有しあう学習をしました。
そこで自分たちの飼育方法の課題が見えてきました。
「お世話をよくするにはどうすればよいのかな」と課題が設定され,自分たちに足りない部分に焦点化して話し合いをしました。
その結果,
1「かくれるところがない」→「ダンボールハウスを作る」
2「ケージがせまい」→「広場を作る」
3「フードと牧草だけしか食べてない」→「エサの種類を多くして工夫する」
と,個別の追究活動が決まりました。グループごとに分かれて個別の活動に入ります。
ダンボールハウスを作ったり,餌のことについて調べたりしました。
ネットや,プラ板で広場を作りました。
ここで,グループごとの個別活動について,専門家からコメントをもらう場面を設定しました。獣医の先生は,それぞれの班に一つづつ,よいところや気になるところのコメントをくれました。
それをみた子供は,グループごとに活動の改善策を考えていきました。
グループで考えた改善策です。下半分は,自分たちが考えた改善策を行うことで,モルモットにどうなって欲しいか話し合って書きました。
その後,全ての班で考えた改善策を一覧にして提示しました。
すると子供から,「合体できる!」との声があがったので,それぞれのグループの活動を組み合わせる場面を設定しました。
子供は,タブレット端末に配信された他グループの改善策を見たり,実際に実物に触れたりしながら,自分たちの活動と,他グループの活動をつなげたり組み合わせたりしていきました。
この班は,広場とエサ,ダンボールハウスを合体させるように話し合って考えました。理由には,「安心して入れそうだったから」と,モルモットに寄り添って考える姿がありました。
組み合わせた広場に実際にお迎えして,過ごさせました。
まだ,話し合わないといけないことがあり,お世話はまだまだ続いていきます。
今後も実践について発信していきます。
2年 生活科 遊びでなかよし大作戦
2021.01.12//
いよいよ,初等教育研究会が近づいてきました。年明けから,公開する授業の単元に入りました。
今回からは,研究会までにどのように学習を進めてきたのかを公開していきます。
動画の公開や協議会までに,単元の流れを知っていた方が,分かりやすいと思いますのでぜひご覧ください。
そして協議会では多くの方からのご意見をお待ちしております。
身近にあるけど,目に見えないし,手でも触れない「空気」。子供はその空気を見える・使えるようにするには…と考えていきました。そしてその空気でできる遊びを考えていきました。
子供は道具を使えば,空気をためる・とばす・はこぶといったことができると気付いていきました。そして,何度も試しながら遊びをつくっていきました。
子供の振り返りです。空気を遊び道具として,使えるということに改めて気付いていきました。そして多くの子供が,「もっとおもしろい遊びをつくりたい」,「もっと色んな空気遊びをしたい」という思いをもっていきました。
こちらは,1〜2時の後に行った家庭学習です。一人一台iPadとロイロノートアプリを用いて,次に自分がやりたい空気遊びについて考え,家庭から提出しました。教師はこの提出状況を見ながら,道具や授業の構想の準備を進めることができました。
家庭で調べてきた遊びを自分たちでつくっていく活動です。活動の場や時間を十分に確保し,子供を遊びにどっぷりと浸からせました。子供は自分のやりたい遊びに没頭して道具を作っていきました。
教師側で,グループを分けたり,決めたりせずとも,子供たち同士で同じような遊びの小グループやペアができ,協働して進めていきました。
この子供は初め,一人でペットボトルと風船を使って空気砲を作っていました。ですが,その遊びに物足りなさを感じていました。
すると近くの男の子が近づいてきて,段ボールで土台のようなものを作り始めました。土台に割り箸をつけ,土台を左右にゆらす動作を付け加えました。
その理由を聞くと,「的が止まっているとすぐに倒れて面白くないから」「少し難しくした方がおもしろいから」と答えました。
自分の思いと似ている友達を見つけ,自然と関わり合い,遊びを発展させている姿でした。
3〜4時間目の子供の振り返りです。自分たちの思いを具現化していき,次にはこうしたいという思いがつながっています。みんなが完成したら「空気ランド」をつくりたいという思いの子供も現れました。今後が楽しみです。