個人研究
栄養教諭:
滝沢 若奈
附属新潟小学校1年目、栄養教諭の滝沢若奈(たきざわわかな)です。
私が給食づくりや食育の授業で大切にしていることは「ワクワク」です。
みんながワクワクする、笑顔になれるような魅力ある給食ってどんな給食だろう?
ワクワクする食育の授業のテーマとは?
現代の子供たちにとって、必要な食育とは?
これからの栄養教諭に求められていくこととは?
子供たちとたくさん関わり合い,寄り添いながら
ワクワクする給食の時間や、「楽しい!」「もっとやりたい!」食育の授業を提案していきたいと思っております。
平成17年に栄養教諭制度が創設されてから、もうすぐ20年がたとうとしていますが、いまだ世間からみる栄養教諭の職務認知度は高くありません。
栄養教諭の必要性が認知されることを目指して実践を発信し、皆様と共に考えていきたいと思っております。
たくさんのご意見をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
研究キーワード:「健康に関わる個別的な相談指導」「食育×ICT」「食育×ナッジ」
メール:takizawa@fusho.ngt.niigata-u.ac.jp
魅力を伝える給食
2024.08.303年生は、総合的な学習の時間で、みそについて学習をしています。みそについて探求を進めていくうちに、子供たちは「みその魅力を伝えるために、○○さん(見学に行った醸造所)のみそを使った給食を出したい!」という願いをもちました。
そこで栄養教諭から、「給食で作れる料理と作れない料理があること」、「作るための条件があること」などについて子供たちに伝えました。子供たちは、その条件をもとに、「どんな給食のメニューにすれば、附属新潟小のみんなにみその魅力が伝わるかな?」とレシピを調べ始めていきます。
みそからあげに決定!
みそからあげの味付けのイメージや、どんな材料を使うかなどについては、栄養教諭と子供たちとで話し合って決めました。実際に出来上がったみそからあげを食べた3年生の子供たちは、「想像以上においしかった!家でも作ってもらおう。」「附属新潟小の定番メニューにしてほしい。」と喜んでいました。他の学年の子供たちからも「いつものからあげもいいけれど、みそもすごくおいしい。」という声が聞かれました。まさに「みその魅力を伝える給食」が実現できたのではないかと思います。