【音楽科】身の回りの音や素材を取り入れた音楽活動 おんがくじっけんしつ -ペットボトルで音楽づくり-

2024.09.04

 第1・2学年の音楽づくりの指導においては、音を音楽にしていく過程で、思いを伝え合うことと実際に音で試すこととを繰り返しながら表現を工夫し、自分にとっての新たな価値をつくり出す学びが求められています。そこで、今年度の研究では、「要素とイメージとを結び付け、思いをもって音楽をつくる子供」を目指します。

 目指す子供の姿を具現するために、二点の改善策を講じます。一点目は、子供の経験から音に対する思いを膨らませ、音楽をつくるという学びの文脈を設定することです。音を自らの手でつくり、自他の音を組み合わせ、グループが表現したいイメージについて思いを伝え合いながら音楽をつくる学びを展開させるためです。二点目は、共通のイメージについて表現の異なる音楽モデルを比較聴取させ、違いを問うことです。音を要素とその働きの視点で捉えさせ、実際に試しながら思いに合った表現を具体化させるためです。

 音がどう響くのかを確かめながら、音楽づくりの過程で出合うイメージ、要素、発想を関連付けてまとまりのある作品にしていく行為は、異なるものを結び付ける「独創力」によってなされるものです。これが、本研究で目指す子供の姿です。

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