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2021.08.24
1学期に行った,飼育単元の実践をご紹介します。
単元の導入に,市内にある「どうぶつふれあいセンター」に見学に行きました。
学校に帰ってきて,見学したモルモットと,自分たちが飼育しているモルモットとの違うところや同じところを共有しあう学習をしました。
そこで自分たちの飼育方法の課題が見えてきました。
「お世話をよくするにはどうすればよいのかな」と課題が設定され,自分たちに足りない部分に焦点化して話し合いをしました。
その結果,
1「かくれるところがない」→「ダンボールハウスを作る」
2「ケージがせまい」→「広場を作る」
3「フードと牧草だけしか食べてない」→「エサの種類を多くして工夫する」
と,個別の追究活動が決まりました。グループごとに分かれて個別の活動に入ります。
ダンボールハウスを作ったり,餌のことについて調べたりしました。
ネットや,プラ板で広場を作りました。
ここで,グループごとの個別活動について,専門家からコメントをもらう場面を設定しました。獣医の先生は,それぞれの班に一つづつ,よいところや気になるところのコメントをくれました。
それをみた子供は,グループごとに活動の改善策を考えていきました。
グループで考えた改善策です。下半分は,自分たちが考えた改善策を行うことで,モルモットにどうなって欲しいか話し合って書きました。
その後,全ての班で考えた改善策を一覧にして提示しました。
すると子供から,「合体できる!」との声があがったので,それぞれのグループの活動を組み合わせる場面を設定しました。
子供は,タブレット端末に配信された他グループの改善策を見たり,実際に実物に触れたりしながら,自分たちの活動と,他グループの活動をつなげたり組み合わせたりしていきました。
この班は,広場とエサ,ダンボールハウスを合体させるように話し合って考えました。理由には,「安心して入れそうだったから」と,モルモットに寄り添って考える姿がありました。
組み合わせた広場に実際にお迎えして,過ごさせました。
まだ,話し合わないといけないことがあり,お世話はまだまだ続いていきます。
今後も実践について発信していきます。