新学期を迎えて

2020.04.19

~音楽科の授業をどうするか~

附属新潟小学校にも,子どもたちの賑やかな声が戻ってきました。
新学期の音楽授業を始めるに当たり,新型コロナウィルスの感染を防ぐために気を付けることについて子どもたちと共通理解を図りたいと思い,スライドを見せながら話をしました。
きっと保護者の方の中にも,授業の様子について不安を抱いている方が大勢いらっしゃると思います。

3密を防ぐために床にラインを貼り付け,窓を開けています

○音楽の時間に気を付けること○
1.歌う時もマスクを付けます
2. 友達と前後の間隔をとって座ります
3. 共用楽器やリコーダー・鍵盤ハーモニカは当面使用しません
4. 授業が終わったら,手洗いうがいをします

3つめで,子どもたちの表情が曇ります。「何ができるの?」「歌うことだけしかできないの?」
そこで苦しい状況を逆手にとり,みんなで何ができそうかを考えました。
すると学級の歌を作りたい,共用楽器が使えないなら楽器をつくってみたい(打楽器),歌にダンスを付けて踊りたい,ボディーパーカッションなら自分が楽器になれる・・・等々,アイデアがたくさん生まれました。
子どもたちの発想は無限大だと感激しました。できることが狭まっていると感じていたのは,もしかしたら今までの音楽授業の枠にとらわれていた大人かもしれません。
未知の状況に立ち向かい,仲間と協働しながら創る「音楽の授業」についてこれからも考えていきます。

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